心配1 食品添加物の使用
お菓子を作る側は、食品の見かけを良くするために、いろいろな着色料、着香料、漂白剤、発色剤といった、いわゆるお化粧の添加物を使います。ですから、本来のスナック菓子、清涼飲料水などはかなり「厚化粧」になっていると言えます。“お化粧をしている”食品を食卓にのせないためには、できるだけ手作りの料理をし、売られている加工食品の表示を通して具体的内容を把握することが大事になります。 食卓を巡る状況が様変わりしたことで、最近の子供がかかる病気も口内炎、口角炎をはじめ成人病にまで広がっています。それが日々の食生活、食べている食べ物、スナック菓子、あるいは清涼飲料水などとも深くかかわっているのは言うまでもありません。 |
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心配2 塩分が多い
スナック菓子について、良く言われることのひとつに塩分が高いということです。食品成分表からも明らかになっていますが、だいたい100g当たり平均約1.4g〜1.5g食塩が含まれています。「たかがスナック菓子を食べたくらい」と甘く見ていると、塩分やカロリーなどの摂り過ぎになります。 |
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心配3 脂肪分が多い
スナック菓子の賞味期間は、例えば90日前後までのものが多いですが、4ヶ月か5ヶ月ぐらい過ぎてくるとたいてい使われている油脂の酸化、あるいは過酸化物価に大きな変化があらわれます。 過酸化物は、ビタミンAやカロチンを壊すことにつながります。一言で言えば、日数が経つにつれ品質が落ちると言うことです。以前は購入の際には製造年月日の確認が必要でしたが、今は賞味期間という表示になったため日付に対して期間の短いものを避けたいものです。 また、スナック菓子のカロリーはだいたい100g当たり約450〜550kcalあります。これも塩分同様、たかがスナック菓子と甘く見てはいけません。 |
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心配4 化学調味料が多く使われている
いろいろなマガジンアニメのキャラクターをあしらったスナック菓子は、防酸化剤、合成着色料、合成保存料、pH調整剤、乳化安定剤などが多様に使われています。混合ソーセージ類によく使われる弾力増強や抗酸化、合成着色料なども、5種類から6種類くらいは軽く使われています。はたして、こういうものは発育盛りの子供のおやつにふさわしいものでしょうか。 |
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心配5 天然着色料の安全性が心配
最近では、着色料も合成着色料から天然着色料に変わってきました。しかし、この天然着色料も大きな問題を含んでいます。例えば、ブドウの皮から取ったブドウ果皮色素、ジャムやマーマレードに使われるトウモロコシから取るコーン色素なども天然だからといって現実にその安全性については確認されていません。大切なことは、天然とか自然のものを食べれば、即大丈夫であると錯覚させられるような広告表現、あるいは情報の与え方に惑わされないで賢く選ぶことです。 |
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あなたは、「子供におやつと虫歯はかかせない」などと誤解してはいないでしょうか。子供の虫歯は、歯科知識の普及とお母さん方の関心の高まりとともに、今では随分減りました。でも安心してはいけません。乳歯は大人の歯に比べ象牙質やエナメル質が薄く、しかも子供は甘いものを口にする機会が多いので、虫歯になりやすいのです。ちょっと気を抜くとすぐ虫歯になってしまいます。まずは子供が大好きなおやつ、これを上手に与えて子供を虫歯から守りましょう。
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保育園に通う子供に虫歯が少ないとよくいわれますが、それは、食べる時間と量を規則正しく行い、食後に歯磨きを励行していることが理由のようです。 甘味は大人になっても人生の楽しみのひとつですが、その摂取の量や方法を誤ると健康と人生の楽しみそのものを台なしにしてしまいます。ケジメが大事です。 |
・おやつは1回で食べる量を決めます。
・ベタベタ歯にくっつくものは避けましょう。
・いつまでも口に甘さが残るものも要注意です。
・良く噛むおやつを。咀嚼は消化を促進し、 脳の発達も促し、バランスのとれた 美しい顔をつくります。(スゴイ!)
・おやつには、「牛乳も一緒に」がおすすめ。
・食べた後は楽しい歯磨きタイムです。 |
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小学校の3〜4年生以上になると、ボリュームのあるおやつが欲しくなります。具のたっぷり入ったおにぎり、サンドイッチ、お好み焼きなど、栄養のバランスを考えて。
カルシウムたっぷりおやつ ふつうの食事だけでは不足しがちなカルシウムを、おやつで積極的に補給しましょう。砂糖が含まれていませんから、むし歯予防の面からも、二重丸印のおやつです。
むし歯になりにくい強い歯をつくり、歯の健康を守るためには、栄養のバランスのとれた食生活をしなくてはなりません。もちろん、歯の健康ばかりだけでなく、体の健康にとっても、いちばん大切なことです。
注)カルシウムの多い食品の選択に当たっては、実際に摂取しうる食物の量についても配慮が必要である。
ひじき、わかめなどは著しく多くみえるが、われわれが実際に摂取しうる量は1回に5〜10gであろう。一方、牛乳についてみると、1回に摂取する量は、200〜300ml程度である。 カルシウムの含量が多くても、1回に摂取する量が少ない食品はカルシウムの給源としてはあまり役立たない。
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1)成人・・・600mg(体重 男子62kg,女子52kgとして) 2)乳児・・・400mg 3)妊婦、授乳婦・・・・1100mg 4)60歳以上・・・600mg |

例えば、1日に同じ量のジュースを飲んでいる場合でもおやつと食事の間に飲んでいる習慣を、ジュースはおやつと一緒に飲み、それ以外の水分を麦茶に変えるだけでも、リスクは大きく軽減させることができる。
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