歯とからだの話
2026/02/26NEW

食いしばりにご注意ください―歯と体を守るために、今日からできること―

「食いしばり」とは、無意識のうちに歯を強く噛みしめてしまうクセ のこと。この状態が続くと、歯だけでなく、顎・筋肉・そして全身の健康にも影響を及ぼします。
特に寝ている間の食いしばりは自覚しにくく「睡眠の質の低下」「慢性的な疲れ」「体調不良」につながることも。だからこそ、早めの気づきと予防が大切です。

「食いしばり」はなぜよくないの?

◆歯へのダメージ
強い力がかかり続けることで、歯がすり減る・欠ける・ヒビが入る原因になります。エナメル質が削れると、知覚過敏やむし歯のリスクも高まります。
◆顎関節への負担
顎に過度な力がかかり、顎関節症を引き起こすことがあります。
「口が開きにくい」「顎が痛い」といった症状の原因になることも。
◆全身への影響
顎の筋肉の緊張は、頭痛・肩こり・首や背中の痛みにつながります。
眠りが浅くなり、疲れが取れにくくなることも少なくありません。

食いしばりの主な原因

ストレスや緊張:無意識に力が入り、噛みしめてしまいます。
噛み合わせの問題:歯並びや詰め物の高さが影響している場合も。
生活習慣:スマホ・PCの長時間使用による姿勢の悪さ、スポーツ時の噛みしめ癖など。
睡眠の質の低下:眠りが浅いと、食いしばりが起こりやすいとされています。

今日からできる!食いしばり予防

●リラックスを心がけましょう:深呼吸やストレッチで顎や肩の緊張をほぐします。趣味や軽い運動でストレス発散も効果的です。
●正しい姿勢を意識:スマホやパソコンを見るときは背筋を伸ばし、顎を前に突き出さないようにしましょう。
●睡眠環境を整える:枕の高さを見直し、仰向けで眠る習慣を。質のいい睡眠は食いしばり予防の第一歩です。
●歯科でのケアも大切です:就寝時にマウスピースを装着することで、歯や顎への負担を軽減します。必要に応じて、噛み合わせの調整や治療をご提案することもあります。マウスピースは保険で作る事ができます。

「歯をギュッとするクセ」はお口や体が無理をしているサインかもしれません。
やさしくケアして、毎日を快適に過ごしていきましょう。