お口の中の話
2018/08/03

脱灰と再石灰化

とけたり戻ったりしている歯

食べ物を食べると口の中のむし歯菌は、食べ物の中の糖分から酸をつくり出します。その酸によって口の中は酸性になります。口の中が酸性になると、歯が少しずつとけはじめます。これを脱灰といいます。
しかし、食べ終わってからしばらくたつと、だ液の効果によって口の中が中性に戻ります。すると脱灰によってとけたカルシウムが歯の表面にくっつき、修復します。これを再石灰化といいます。
脱灰と再石灰化のバランスがくずれ、脱灰の時間が続いた状態。この状態がむし歯のはじまりといえます。

食べた後の口の中の変化

歯をみがかない野生の動物はむし歯になるのかな?

野生の動物がむし歯になることはほとんどありません。むし歯になる原因は砂糖とミュータンス菌です。野生の動物が砂糖をとることはまずありません。
しかし、動物園の動物やペットで飼われている動物はどうでしょう?動物園のお客さんやペットの飼い主から、砂糖が入っている食べ物を与えられることがあります。また、動物園の動物を調査したところ、ミュータンス菌が見つかった例もあります。そのため、飼われている動物はむし歯の心配があります。

引用元:
歯の絵辞典 関口浩監修 PHP研究所発行