歯とからだの話
2018/06/26

喫煙がお口に及ぼす コワ~イ影響

歯周病になってしまう最大の原因は「喫煙」であることをご存知ですか?
タバコの煙には数千もの化学物質が含まれていて、そのうちニコチンや発癌性物質などの有害物質は200 種類を超えると言われています。喫煙者は、口臭や歯にヤニがついて汚く見えるだけでなく、歯周病やむし歯にかかりやすく悪化しやすいので、非喫煙者に比べ、治療しても治りにくくなることがわかっています。

お口の中はこんな危険に!

歯周病を発症・進行させる

タバコの中に含まれるニコチンや一酸化炭素の影響により、血行不良、免疫力の低下が起こり、歯周病を発症・進行させやすくなります。

歯垢がつきやすくなる

タバコのタール(ヤニ)が歯の表面にこびり付き、歯が汚く見えてしまいます。歯垢がヤニの付いた部分に停滞しやすくなるため、むし歯の一因となります。

むし歯ができやすくなる

喫煙によって歯周病が進み、歯ぐきが下がって、それまで歯ぐきに隠れていた歯根が露出してきます。歯根は抵抗力が弱いため、むし歯になりやすいのです。

ビタミンCが欠乏する

タバコを1 本吸うと、1 日に必要なビタミンC がすべて破壊されるともいわれています。ビタミンC は、体のさまざまな組織にとって欠かせないものです。

口臭がひどくなる

喫煙が習慣になると、タバコのニコチンやタール臭をだ液が洗い流しきれなくなり、口臭を発生させます。これに歯周病が加わるとさらにキツイ口臭になります。

歯ぐきが黒くなる

タバコの成分が歯ぐき内にあるメラニン細胞を刺激し、メラニン色素が歯ぐきに定着してしまうため、日焼けしたように、どす黒くなっていきます。