歯とからだの話
2021/01/26

意外に知らない歯の役割

歯は普段どんな働きをしているのかご存じでしょうか?
歯には大きく分けて「食べ物を噛みくだく(咀嚼/そしゃく)」「発音を助ける」「顔の形を整える」という「3つの役割」があります。これらの働きは、どれも私たちが健康的な生活をしていく上で欠かせない大切なものです。

食べ物を噛みくだく

前歯は、食べ物を噛み切ったり、噛みちぎる働きをしています。犬歯は、先の尖がった歯で食べ物を切り裂く役割があります。臼歯は奥歯のことです。手前側にある2本を小臼歯、奥側にある2本を大臼歯と呼びます。この歯で食べ物を噛みくだいたり、すり潰したりします。
食べ物をよく噛むことで、次のような効果があると言われています。

●脳に入る血液の量が増加して、脳の発達を助ける。
●顎や顔の筋肉がよく発達し、歯並びを整える。
●人間が持っている消化酵素では消化できない食べ物を細かくくだいて消化・吸収しやすくする。

発音を助ける

正しく発音をするためには、お口から正しく空気が流れる必要があります。
前歯に隙間があったりすると、空気が漏れ、発音がしづらくなったりします。
前歯のトラブルは発音障害に直結しますので、充分注意が必要です。
悪い歯並び(不正咬合)が原因となっている発音への悪影響を改善するためには、歯列矯正治療によって歯並びや噛み合わせを正しく整えることが大切です。歯並びや噛み合わせが整うことで、上下の歯の隙間もなくなるので、空気が漏れなくなり徐々に発音が改善されていきます。

顔の形を整える

歯並びや噛み合わせが悪いと、噛む筋肉が正常な働きをしないために、少しずつ顔がゆがんできて、表情が乏しくなってくることがあります。さらに、片方の歯ばかりで噛んでいる癖がついてくると、片側の筋肉だけが発達してしまい、顔が左右対称でなくなります。この噛み癖は顔だけでなく、体全体のゆがみも引き起こし、頭痛や肩こり、腰痛などの原因にもなります。