歯とからだの話
2019/08/26

食べる時には左右の歯を均等に

ものを食べるとき、いつも左右どちらかの歯ばかり使って噛んでいませんか?
片噛み癖があると、いつも噛む側の歯に過度な負担がかかります。また、子どものときから片側ばかりで噛んでいると、顔の形が左右非対称に発達してしまいます。それを放置すると、体までゆがんでいってしまいます。
四十肩、五十肩は”片噛みによる体のゆがみが原因のひとつ“とも言われているのです。

片噛みは噛み合わせを悪くします!

噛み合わせが悪くなっていくのには、無意識のうちに行っている癖や悪い習慣が大きく関わっています。片方の歯ばかりで噛む癖もその一つです。
片寄った力を歯にかけつづけることが、歯ぐきの中で歯根がずれていく原因になります。そうなると歯が傾いて、噛み合っていた上下の歯のバランスが崩れてしまいます。

あなたの噛み合わせは大丈夫?

噛み癖による噛み合わせは、日々少しずつ変化していくので気がつきにくいものです。歯科で診てもらうのがベストですが、ご自身で簡単なチェックもできます。噛み合わせが悪くならないように左右バランスよく噛む習慣を身につけましょう。

左右のズレをチェック

(1)鏡を前に、背筋を真っ直ぐにして立ちます。
(2)「い~」と口を横に開き、歯を見えるようにします。
(3)前歯の真ん中を結んだ線が、上下でずれておらず一直線になれば左右のずれはありません。

水平方向の傾きをチェック

(1)鏡を前に、背筋を真直ぐにして立ちます。
(2)薄く平べったい棒(アイスクリームの棒など)を奥歯で噛みます。
(3)顔の中央の線に対して、棒が直角にあれば水平方向の傾きはありません。

奥歯の噛み合わせをチェック

(1)上半身の姿勢を正します。
(2)軽くカチカチと上顎と下顎の奥歯をならして噛み合わせてみます。
(3)左右から同じ様な感じで音が響いてくれば、バランスよく噛めています。