歯とからだの話
2018/12/10

よく噛んでアンチエイジング

若々しく見える人の多くは美しい歯をキープしています。
白くてきれいな歯はそれだけでも人を若く見せますが、見栄えだけではなく健康な歯そのものが、若さを保つことに大きく関係しています。
「健康な歯」で「よく噛む」ことがアンチエイジングにつながる重要な要素になるのです。

よく噛むと、なぜアンチエイジング効果があるの?

よく噛むことで唾液の分泌が促されます。
唾液にはアンチエイジングに貢献する様々な成分が含まれています。
そのうちの一つが”アミラーゼ”です。
アミラーゼは消化酵素の一つで、胃にかかる負担を軽減させ、栄養素の吸収を早めてくれます。
また、”ペルオキシターゼ(たんぱく酵素)”は、発がん性物質の抑制作用や、老化現象を引き起こす活性酸素を抑制する働きがあります。

若返りのホルモン”パロチン”も!

さらに唾液には”パロチン(耳下腺ホルモン)”という成長ホルモンが含まれています。
若返りホルモンとも呼ばれるパロチンは、肌、骨、歯、筋肉といった全身のさまざまなところに作用し、体を若々しく保ったり、肌の新陳代謝を促す作用もあると言われています。

脳も活性化!

咀嚼が十分行えないと、学習・記憶能力が低下し、認知症の発症リスクが高まると言われています。
よく噛むことによって頭部の血液の循環が良くなり、脳神経が刺激されて脳の働きが活発になります。

アンチエイジングになる食事法

■一口30回噛もう
一口あたり30回を目安に噛むことで、噛む回数が増え、少量で満腹感も得られます。
■食事中の水分は控えめに
食事の途中で飲み物を飲んでしまうとあまり噛まないまま飲みこんでしまいます。
■早食いはNG
噛む量が少なかったり丸呑みしてしまうと早食いになってしまいます。
ゆっくり食べて料理を味わうことも大切です。