こどもの話
2018/11/20

子どものお口のトラブル

おたふくかぜと歯の治療

「おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)」は耳の下(耳下腺)が腫れて痛みが出る伝染病です。
口を動かすと耳の後ろが痛むので、歯やあごの病気かもしれない!と思って歯科を受診する保護者もいます。
特に、歯の治療中におたふくかぜにかかった場合には「治療した歯がまた痛くなった」と勘違いしてしまうこともあります。

おたふくかぜは感染力が高い病気ですので、すぐに歯科へ行くのではなく、まずは安静にさせて症状をよく確認してください。
1~2日経って、耳の下が片方のみ腫れている、または腫れがすぐに引いた場合はおたふくかぜではない可能性もあります。

おたふくかぜにかかった場合の歯の処置

歯の治療中だった場合は、痛みや熱があるので歯科医さんと相談して、おたふくかぜが治るまで歯の治療はお休みしましょう。
他への感染防止のためにも家で安静にしてください。
歯みがきは、いつものように磨いて大丈夫です。
不安なことがあれば歯医者さんに相談してみましょう。

お口の中に”白くて丸い塊”!これは何?

乳児に歯が生えていない時期は、歯肉や粘膜の色や形をよく観察しましょう。
歯が生える前の乳児の歯肉に、まれに白くて丸い塊が見られることがあり、それは1つだけだったり複数で連なっている場合もあります。
この塊は「上皮真珠」というもので、歯をつくる組織が吸収されずに残ってしまい、変化して出てきたものです。
真珠のように見えるためこのような名前がついていますが、実際は真珠のような硬いものではなく、白いクリーム状のものです。
痛みやかゆみはなく、1~2週間のうちに自然に消えていきます。
乳児が飲みこんでしまうようなこともありませんので、安心してください。
場所によっては歯が生えてきたようにも見えますので、気になるようでしたら歯医者さんに一度相談してみてください。

子どものトラブルは不安になったり焦ってしまうことが多い時期だと思いますが、まずは落ち着いて様子を見て対処しましょう。
心配なことは歯科医院や病院などへ相談してみてください。

引用元:
お母さんに知ってほしい子どもの口と歯のホームケア 医歯薬出版(株)発行
歯と口の健康百科 家族みんなの健康のために 医歯薬出版(株)発行