お口の中の話
2018/11/12

デンタルフロスで歯のお掃除

デンタルフロスとは、別名「糸ようじ」
これは商品名ですが、簡単に言えばこの言葉が分かりやすく、ナイロン製の細い繊維を束ねた歯と歯の間の歯垢を掃除する糸のこと。
欧米ではずっと前から使われており、日本でも最近デンタルフロスの必要性が言われてきています。

デンタルフロスって必要なの?

歯ブラシでブラッシングしただけでは、歯と歯の間がよく磨けずに、歯垢や食べかすが残ります。
むし歯や歯周病の原因は歯垢です。
デンタルフロスを使って、歯ブラシでは落とせない歯と歯の間や、側面についた歯垢や食べかすをきれいに除去し、きれいで健康な歯を保ちましょう。

どんな効果があるの?

デンタルフロスを使うと、歯ブラシのみでの歯磨きでは得られない効果が期待できます。
◦歯垢除去
◦むし歯予防
◦詰め物・かぶせ物などの不具合を発見
◦歯周病の予防
◦口臭予防

毎日、使うの?

基本的には1日1回、歯磨き後に使用しましょう。
就寝中は細菌が増殖しやすいため、就寝前の使用で効果がアップします。
使い過ぎると歯や歯ぐきを傷つけてしまうこともあるので、注意しましょう。

どんな種類があるの?

持ち手つきフロス
初めてフロスを使う方にオススメです。
前歯はF字型、奥歯にはY字型が使いやすいです。
糸巻きフロス
ワックス付きタイプ:ワックスが付いているため歯間に通しやすく、糸巻きフロス初心者向きです。
ノンワックスタイプ:糸にワックスがついていません。
ワックスタイプに比べて多く歯垢を落とすことができます。値段も安価です。

こんなときは?

使用中に歯がしみたり、痛みを感じたら使用を中止し様子をみましょう。
フロスが歯間にはさまって取れない場合は、無理に引っ張らずにゆっくりと引き抜いてください。
また、糸を動かしているときに引っかかりや歯のざらつきを感じたら、詰め物が取れかかっていたり、むし歯の可能性もありますので、早めに歯科医院にご相談ください。