歯とからだの話
2018/08/23

よく噛んで老化防止を

現代の食事はやわらかすぎ!?

私たち人類の祖先にはむし歯も歯周病もありませんでした。むし歯をはじめとする口腔の問題は、すべては人類が食べ物を加工して、やわらかくして食べるようになったことに、はじまります。
だから、やわらかい食べ物ばかり摂ることの害を知ったうえで、少しでも歯ごたえのあるものを口にする機会を増やすことが重要なのです。

やわらかい食べ物は、まず歯につきやすく糖分が多いということがあります。また、よくかまずに飲み込みがちです。一方、かたいものは歯につきにくく糖分も少ない。また、どうしてもよくかまなければなりません。これがむし歯を防ぎ消化を助けるのです。そして同時に強いあごをつくります。たとえば煮干しなど、小骨の多い小魚などもよいでしょうし、腸の中をきれいにしてくれる野菜などの繊維質は、腸ばかりでなく歯もきれいにしてくれるのです。挽き肉よりは肉の塊がよく、くるみやナッツ類も歯によいのです。
とくに外食の機会が多く、ハンバーガー、スパゲッティ、カレーといった食事に明け暮れている人は、食生活を、もう少し考えないと、歯も歯茎もあごの骨も退化させてしまいます。

かむと脳の老化が防げる?

ある実験によれば、ものをかむと脳の血流量が増えるということが報告されています。これは、高齢になっても自分の歯がたくさんあり、よくかむことのできる人はアルツハイマーになりにくい、という事例と一致しますね。

引用元:
新訂歯がわかる本 鴨井久一監修 みずうみ書房刊