むし歯は文明病?


むし歯菌が酸を作って歯を溶かすのに栄養とするのは糖分です。糖分にも色々とあります(ショ糖・加糖・ブドウ糖・オリゴ糖など)が、この中でもショ糖(砂糖)を、むし歯菌はもっとも好みます。
砂糖が一般的に広まった時代から、多くの人がむし歯に悩まされるようになったとも言われています。


■むし歯になるのは人間だけなの?

 なぜ、むし歯は文明病と言われるのでしょうか。それは食生活と深く関係しているからです。
野生動物には基本的にむし歯がないと言われています。野生動物は食物を加工せずにそのまま食べていて、生のままの硬いものや繊維質が多く含まれるものを、よく噛まなければならないので唾液の分泌も多くなり、自然に歯磨きをしている状態が生まれているため、むし歯も歯周病もありません。
たとえむし歯があったとしても、人間よりもかなり進行が遅いことや発症しにくいのは確かではないかと思います。
 それではなぜ、人間はむし歯や歯周病になるのでしょうか。その要因のひとつは、食べ物の違いです。 人がむし歯になる要因として、食べ物を加熱調理して柔らかいものを食べる機会が多くなったことや、加工食品の普及などによリ、食事の時によく噛まなくなったことが指摘されています。
そのため、一食に要する時間も非常に短くなっており、現代はむし歯になりやすい環境にあるようです。
縄文時代以前の狩猟採集時代にはむし歯は皆無か、もしくは極めてまれなものであったそうです。 日本では江戸時代の初期にすでに入れ歯があったことが知られています。
 むし歯予防には甘いものを食べ過ぎないことはもちろん、食品に含まれる「酸」にも注意する必要があります。 糖分の多い炭酸飲料やスポーツドリンク、かんきつ系や果汁の多いジュースなど酸性が強いものを過剰に摂取すると、歯を溶かすリスクを高めることにつながります。
最近では人間の豊かな食生活がペットの犬や猫にも及んでいて、ペットのほとんどがむし歯や歯周病になっていると言われています。
 しかし、現代も悪いことばかりではありません。現代では歯科医療も飛躍的に進歩しており、患者様一人ひとりの心がけで、むし歯は予防や進行を抑えることができます。そのためにも定期的な歯科検診をおすすめしています。
検診ではさまざまなアドバイスにより、むし歯だけでなく他の歯科疾患の早期発見や再発予防などについてサポートしています。

 

     

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