予防の話
2018/08/20

むし歯は予防が肝心 

むし歯になりやすい人ってどんな人?

むし菌の原因菌はミュータンス菌。乳幼児期にこの菌に感染しなければ、成人後もむし歯になりにくいといわれますが、大部分の日本人の口腔内にこの細菌は存在します。ところが、この細菌に感染していても、むし歯になる人と、ほとんどならない人がいるのです。次にあげる人はとくにむし歯になりやすいので、より徹底したむし歯予防が必要です。

歯並び・かみ合せの悪い人

歯並びがでこぼこしているので歯間にプラークが残りやすくなります。

歯をみがかない人・みがくのが下手な人

プラークが残り、口の中の細菌が増えやすくなります。

唾液量が少ない人、唾液中に細菌に対抗できる物質(抗菌物質)が少ない人

歯の浄化作用や、歯を保護する作用が働きません。

間食の回数が多い人。

いつも口の中が汚れていて細菌が増えやすくなります

むし歯予防の基本もプラークコントロール

むし歯をなくすには、ミュータンス菌を口の中からなくすことと、歯を溶かす活動ができないようにすることが基本です。次のような心がけでむし歯を予防しましょう。前ページでむし歯になりやすい要因があると指摘された人は、とくに力を入れて予防に励んでください。

食べたらみがく

毎食後歯をみがき、プラークコントロールを忘れずに。歯科疾患の予防には、プラークコントロールが不可欠。プラークを減らし、口腔内の悪い細菌をおさえるという点では、むし歯予防も歯周病予防も同じです。

歯科で定期検診を受ける

新しくできたむし歯やみがき残しがないか、チェックを受けましょう。

フッ素化合物で歯を強化

歯科医院で定期的にフッ素化合物を塗布してもらうと、歯の表面が強化され、むし歯の原因菌が酸を出しても比較的溶けにくくなります。フッ素化合物配合の歯みがき剤を使うことも、もちろん効果的です。

砂糖を減らす

できるだけ砂糖を含む食品をとらないようにし、とった場合でもすぐ歯をみがきます。どうしても甘い物が食べたいのであれば、砂糖のかわりにむし歯になりにくい甘味料(キシリトールなど)で代用するとよいでしょう。

よくかんで唾液を出す

唾液がたくさん出ることにより、口腔内の浄化作用や、歯を丈夫にする作用が期待できます。食事のときには唾液がたくさん出るよう、よくかんで食べましょう。

間食を減らす

間食を減らし、食事と食事の間隔をあけましょう。何も食べていないときは、口の中は自然に分泌される唾液で潤され、その浄化作用で細菌の増殖がおさえられます。

からだ全体の抵抗力を高めよう
歯周病予防と同様、疲労や体力低下、ストレスなどでからだが弱ると、免疫力が低下して口腔内の細菌が増えやすくなるので、とくに注意しましょう。
「ハードスケジュールのときほどよく歯をみがけ!」を忘れずに。

引用元:
中・高年の歯の病気がすべてわかる本