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スポーツ選手にとって歯は命です。一流選手ほど、歯にかかってくる負担は相当なものです。歯へのカのかかり具合(咬合力、咬合圧)は、スポーツの種類と内容によって異なりますが、瞬間に筋肉の力を最大限に発揮することを要求されるスポーツにおいては、その依存度は顕著です。
たとえば、相撲の力士にとって、立ち合いのぶつかり合い、瞬間の勝負どころでの、渾身のカをふりしぼっての攻防は、見ていても思わず手に汗をにぎってしまいます。奥歯を噛みしめた時の咬合圧は、平均五〇〜七〇Lですが、カ士では一〇〇Lを超えているでしょう。巨人軍の王選手がホームランを打った時の咬合圧は、九〇Lを超えていたそうで、王選手の大記録の秘密は並はずれた咬合圧にあったのです。彼の抜きんでた瞬発カ、爆発力の源は、頑丈なあごと丈夫な歯にありました。
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