よく見てみよう 自分の歯
むし歯のセルフチェック
むし歯にかかった歯は、色が変ったり穴があいたりすることが多く、注意深く見ると目で確認できるものです。まず、
定期的に歯をよく見てみることが大切です
。むし歯は初期程度の軽いものなら、
完全なプラーク(歯垢)の除去が、進行を止めたり、エナメル質を回復させることも夢ではありません
。早期の発見に気づくことが重要なのです。
【まず歯の表面の付着物を観察してみましょう】
むし歯は細菌がつくる酸によってできることがわかっています。その細菌は歯の周囲に残った食べかすのなかで繁殖し、
プラーク
となって表面に付着します プラークは歯と同じような色をしていますから、なかなかわかりにくいのです。
爪楊枝などで歯と歯の境い目に沿ってなぞってみる
と、ネバネバした白いものが集まります。 これがプラークです。これが歯の清掃時に除去されずに
残っていると、むし歯になる可能性
があります。
【歯の色の変化に注意しましょう】
むし歯の始まりは、
エナメル質の表面が乳白色に変わり、エナメル質独特の光沢もなくなる
ことでわかります。むし歯がさらに深部へと進めば象牙質に及び、色も黒褐色になってきます。こうなると象牙質は軟らかくなり、歯の表面に穴のあく前兆とみてもいいでしょう。咬合面溝に沿った
「黒褐色のすじ
」として見えることがほとんどです。
【こんな症状がでたらむし歯かも!?】
Q:
線維の多い食べ物(セロリ、ぜんまい、マンゴーなどの果物、スルメなど)を食べると歯の間に挟まってなかなかとれません。
A:
歯の隣接面がむし歯になっているおそれがあります。これを確かめるためには
デンタルフロスを入れて、隣接面を上下に擦(こす)ってみます
。もしも
フロスが引っ掛かって切れたり、けばだったりすればむし歯
でしょう。また、隣り合っている歯の間が開いて
接触部分がルーズなために食べ物がはさまる
ようだと、歯が動いているおそれがあります。この場合は別の病気(
歯周病
など)が疑われます。
Q:
冷たいものや熱いものが「しみる」のですが?
A:
むし歯のおそれがあります。口の中には冷たいものや、熱いものなどさまざまな温度の食べ物が入ってきます。
通常、口のなかとの温度差があまりに大きいと、健康な状態でも一過性のしみや痛みを感じます。しかしこれらの
しみや痛みが数十秒持続するようだと、確実に象牙質(ぞうげしつ)まで進行したむし歯
でしょう。もちろん他の病気の疑いもあります。それは歯頚部などの歯根が露出して
知覚過敏
の疑いもあるからです。
参考文献: おとなのための歯と口の健康づくり 医歯薬出版梶@刊